商品券は災害時の備蓄になる?非常用セットに加える理由

2025/05/07

地震や台風、大雪など、日本ではさまざまな自然災害が起こります。その備えとして非常食や水、懐中電灯などの「非常用持ち出し袋」を用意している方も多いと思いますが、意外と見落とされがちなのが"商品券"の存在です。

実は商品券は、現金と同様に災害時にも役立つ備蓄アイテムになり得ます。今回は、非常用セットに商品券を加えるべき理由について解説します。

◎なぜ商品券が非常時に役立つのか?

災害時にはATMが停止したり、キャッシュレス決済端末が使えなくなるケースが多く報告されています。そんな時、全国のスーパーやドラッグストアで使える商品券は強力な"現物通貨"の代替手段になります。

特に、全国百貨店共通商品券、イオン商品券、セブン&アイ共通商品券など、大手流通チェーンで使用可能な券種は災害時も対応されやすいというメリットがあります。

◎小銭代わりにも便利な"お釣りが出る商品券"

お釣りが出る商品券は、非常時の細かい支払いにも柔軟に対応できる点が魅力です。たとえば500円分の買い物に1,000円の商品券を使ってお釣りをもらえれば、現金が手元に残るという副次的な効果もあります。

また、現金を持ち歩くよりもリスクが低く、防犯面でも安心感があるというのも見逃せないポイントです。

◎どんな商品券を備えておくべき?

非常用に備える商品券は、以下のような基準で選ぶと良いでしょう。

・取扱店舗数が多く、全国で使えるもの
・有効期限がない、または長期間使えるもの
・お釣りが出るタイプ(例:全国百貨店共通券など)

少額の商品券を数枚ずつ分けて保管することで、小回りの利く使い方が可能になります。

◎まとめ:商品券も立派な「備え」になる

「商品券=プレゼント」というイメージを持っている方も多いですが、災害時には現金に次ぐ使える備蓄アイテムとなり得ます。電気が止まり、ネットが使えない状況では、プリペイド式の便利さや紙媒体の安心感が一層際立ちます。

非常用持ち出し袋の中に、少額の現金と併せて信頼できる商品券を数枚加えておくことで、いざという時に家族の安心を守る手段の一つとなるでしょう。