海外旅行とクレカ保険、実は知られていない落とし穴

2025/04/25

海外旅行に行く際、多くの人が「クレジットカードに付帯している旅行保険があるから安心」と考えています。
しかし、実はこのクレカ保険には意外な落とし穴が潜んでおり、いざという時に「保険が使えない！」という事態に陥るケースも。
本記事では、海外旅行保険の仕組みと見落としがちな注意点を解説します。

◎クレジットカードの保険には2種類ある

クレカ保険には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
・【自動付帯】：カードを持っているだけで保険が適用される
・【利用付帯】：旅行代金や交通費をそのカードで支払わないと適用されない

特に注意したいのは、利用付帯のカードです。
例えば、飛行機のチケット代やツアー代金を別のカードで払ってしまうと、保険が無効になる場合があります。

◎補償額だけで選ぶのは危険！

クレカ保険の補償額は一般的に100万円～300万円ほど。
これは軽度の治療費や荷物の損害には対応できますが、入院や手術となると足りない可能性が高いです。
例えば、アメリカでの入院費は1日あたり数十万円以上になることも。

→そのため、クレカ保険＋有料の海外旅行保険を併用するのがおすすめです。

◎家族はカバーされていないケースも多い

多くのクレカ保険は「本会員のみが対象」で、配偶者や子供には適用されないことがほとんどです。
「家族全員で安心」と思っていても、実際には補償の対象外だったという事例も少なくありません。

→旅行前にはカード会社の公式サイトで対象者の範囲をしっかり確認しましょう。

◎現地での証明手続きが煩雑な場合も

いざ保険を使おうと思っても、英語で診断書をもらったり、カード会社に電話をしたりと手続きが煩雑な場合があります。
渡航前に【問い合わせ窓口】や【必要書類の確認】をしておくことで、トラブル時も落ち着いて対応できます。

◆まとめ：安心のためには「確認と準備」がカギ！

クレジットカード付帯の海外旅行保険は確かに便利ですが、補償条件・金額・適用範囲に盲点が多いのも事実です。
旅行前には「どのカードの保険が有効か」「自動or利用付帯か」「補償対象に家族は含まれるか」など、チェックリストを作って確認しておくことが大切です。

万が一の事態に備えて、安心して旅行を楽しむための一歩を踏み出しましょう。